PET診断エックス線一般撮影乳房撮影血管撮影エックス線CTエックス線治療ガンマナイフ治療陽子線治療重粒子線治療中性子線治療放射性同位シンチグラフィ元素治療診断SPECT診断インビトロ検査放射線照射利用PET装置概観と測定原理写真提供:日本メジフィジックス(株)全身PET検査画像〔Fー18〕FDG (局所のブドウ糖代謝率の測定用薬剤)によるPET画像で、異なる6方向から見た画像例を表わしています。がんの転移病巣の診断に有効です。上図: FDG集積: 赤(多い)→黄→緑→青(少ない)下図: FDG集積: 黒(多い)→白(少ない)同時計数回路検出器リング(50〜500個の小さなガンマ線検出器で構成)電子計算機(画像再構成)陽電子放出RI PETとは、陽電子放射断層撮影法の略称で、陽電子(ポジトロン)を放出する放射性同位元素(RI)で標識した放射性医薬品を人体に投与し、その分布像を得る方法です。陽電子は、プラスの電荷を持った電子で、エネルギーを失うとただちに周りにあるマイナスの電荷を持った普通の電子と結合して消滅しますが、この時一対のガンマ線をほぼ正反対方向に放出します。そこで、下図のように、この相関のある一対のガンマ線をリング状に配置したガンマ線検出器を用いて同時測定すると、同時計数が得られた検出器を結ぶラインが得られます。従って、このライン上にRIが存在することになるので、多数のガンマ線対が作るラインを重ねると、RIの分布を再構成することができます。 PET用の陽電子を放出するRIは、炭素ー11、フッ素ー18(Fー18)などがありますが、いずれも半減期が短いため、直前に作った放射性薬剤が投与されます。例えば、ブドウ糖の類似体である放射性のFー18フルオロ・デオキシグルコース(〔Fー18〕FDG)などを投与してPET検査をすると、図のように、ブドウ糖代謝が盛んながん部分にFDGが多く集積するため、がんの位置、大きさだけでなく、その悪性度などがわかります。最近は位置の精度を高めるため、前述のSPECTやPETとCTを組み合わせたSPECT-CTやPET-CTが開発され、その設置数が急増しています。PET診断
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