たんけん!はっけん!ほうしゃせん
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みとひこきお4ぶつ り がく しゃひ   こう  き  ぐもとおあつたかそらみちかんがねんあさばんきゅうすい ぶんはこでん きほうしゃせんかんさつおないえつつくう き ちゅうじょう はつつぎつぎじょうせい しつり ようどう ぐきりばこなかほうしゃせいぶっしつひだりしたしょうかい霧箱ドライアイスの温度マイナス−70℃くらい(つめたい) とても高い空を飛ぶ飛行機のすがたは見えなくても、飛行機雲を見れば飛行機が通ったあとを観察できます。イギリスの物理学者ウィルソンは、これと同じように、放射線の性質を利用して、放射線が通った道すじを観察できる「霧箱」という道具を1911年に考えました。 急に冷え込んだ朝・晩、家のまわりが霧に包まれているのを見たことがありませんか?これは空気中の水分が急に冷やされると、ただよっているホコリやチリに水分が集まって霧になるからです。  霧箱は、箱の中でアルコールを蒸発させて、ドライアイスで急に冷やし、霧をできやすくしたものです。  放射線は空気の中を通ると、通り道のまわりの空気に電気を帯びさせる性質があります。霧ができやすくなっている箱の中を放射線が通ると、それがきっかけとなって、アルコールの蒸気が次々に集まり飛行機雲のような霧が見えるのです。 霧箱の中を放射性物質のポロニウム(左はし)からで出たアルファ線が通ったあとアルコールの蒸気冷えながら下におりるアルコールの霧ができるドライアイスアルコール霧ができやすくなっている箱の中を放射線が通ると、放射線放射線の通ったあとに、アルコールの蒸気が集まって霧が見えます。おんき気温プラス+20℃くらい(あたたかい)どシーおんどさおお大きな温度差17ページでつくりかたを紹介します。

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