はっけん!たいけん!ほうしゃせん
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�6てい ど�あらわ�たん�い�ぶん� ほかの天体でできた放射線や太陽の表面がばく発する時に出る放射線などが地球に飛んできます。このように宇宙からくる放射線を「宇宙線」といいます。 � 宇宙線は、地球をとりまいている空気の層に吸収され、地上では弱くなりますが、空気のうすい高地や上空では、より多くの宇宙線を受けます。たとえば、東京からニューヨークへジェット機で往復すると、約0.2ミリシーベルトの放射線を受けることになります。� 地中に含まれているウラン元素という物質は、放射線を出しながら変化する途中で、ラドンという気体に変わって空気中に出てきます。わたしたちは呼吸することで、このラドンを体内に取り入れています。  食べものにはカリウムという栄養素が含まれていますが、カリウム中には放射性のカリウムもあり、わたしたちは食べものといっしょに体内に取り入れています。カリウムは大地や海水に含まれていて、これを動植物が吸収し、それを人間が食べるという流れです。 � でも、心配はいりません。体内に入った放射性物質は体外に出されるので、たまり続けるわけではありません。 むかし�カリウムは大地や海水に含まれていて、�野菜や魚に吸収されます。�大地�宇宙線から�0.4ミリシーベルト�自然放射線�による�年間線量�2.4ミリシーベルト�か�ら�だ�か�ら�だ�の�な中�か�の�外�そと�か�ら�空気の �こきゅう�呼吸により�おも�(主にラドン)�1.2ミリシーベルト�か�ら�わたしたち日本人が生活で受けている自然放射線は、世界平均とくらべて少ないですが、人工放射線を含めると世界平均よりも多くなります。� これは放射線を利用した日本の医りょうが、いかに進歩し広く行きわたっているかを示しています。�ほう�しゃ�せん�空気からの放射線�よう�くう�き�じょう�たい�う�ちゅう�そそ�す�てんたい�とき�はつ�ひょうめん�ち�きゅう�と�そう�きゅうしゅう�ち�おお�くう�とうきょう�おう�ふく�き�メートル�15,000mかいめん�海面�ち�ちゅう�へん�か�か�たい�で�じょう�よわ�こう ち�やく�じかん�0.013ミリシーベルト/時間�たい�がい�げん�そ�と�ちゅう�にん�げん�おお�た�ほう  しゃ  せい  ぶっ  しつ�せかいへいきん�だいち�大地から�0.5ミリシーベルト�しょくもつ�食物などから �0.3ミリシーベルト�たい�かい�すい�しん�ぱい�つづ�だ�や�さい�さかな�き�し�ぜん�かい�ふく�えい�よう�そ�ない�い�と�しょく�ぶつ�どう�なが�はい�しめ�ところ�にっ�ぽん�じん�せい�かつ�へい�きん�しん�ぽ�ひろ�い�げん�ざい�すく�※ミリシーベルト・・・人間が放射線からえいきょうを受ける程度を表す単位「シーベルト」の1,000分の1が「ミリシーベルト」です。�出典:�2000年国連放射線影響科学委員会報告�■自然放射線から� 受ける線量�ひとり�一人あたりの年間線量(世界平均)�15,000m�8,000m�10,000m0.0028ミリシーベルト/時間�5,000m0.000036ミリシーベルト/時間�出典:1993年国連科学委員会報告書�カリ�ウム�カリ�ウム�カリ�ウム�海水�カリ�ウム�人間は、大昔から自然界のあらゆる所で放射線を受けてきました。現在では、

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