下地塗膜グラフト重合のプロセス●色々な材料が選べます。(橋かけしにくい材料でも放射線を使うと橋かけできます)線状分子の間が動きやすい●軟らかい●熱に弱い線状分子の間が動きにくい●硬い、丈夫●熱に強い橋かけ無し橋かけあり 液だれが無い 作業効率が良い など短時間で固まる(乾く)熱に弱い材料でも大丈夫室温で固まる①高分子材料に放射線を照射する放射線②ラジカル(反応性の高い活性種) ができる③他の高分子単体(モノマー)を 接触・反応させる④必要に応じ、新しい機能をもつ部分 (官能基)を接触・反応させる放射線 起こさせることができるからです。この反応を利用すると?●ペンキやインクに溶剤(シンナー) が不要になります。この反応を利用すると?●既存の材料に、後から吸着・消臭・導電性などの能力(接木部分)を付与できます。●放射線の当て方で、反応をコントロールできます。●一つの材料に、色々な能力をもたせることができます(多段共重合)。この反応を利用すると?放射線重合反応による塗膜硬化普通の塗料は顔料と樹脂をシンナーに混ぜたもので、刷毛塗りや吹き付けで塗膜を作り、シンナーが揮発すると固まります。放射線重合反応を利用するとシンナー不要で、樹脂の重合により塗膜が硬化します。
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